はじめまして、ソルトです。
2020年4月に新卒で入社し、社会人生活をスタートさせました。そして、2024年12月にその会社を辞め、転職しました。当時は「これでつらい日々から解放される」と信じていました。
でも、結論から言うと、転職は失敗でした。
この記事では、私がなぜそう思うのか、そしてこの失敗から何を学んだのかを、すべて正直にお話しします。
終わりなき残業に沈む日々
私が新卒で入社した重機販売の営業では、毎日が本当に苦しかった。
お客様である土建屋さんからは、仕事の厳しさに加え、精神的なプレッシャーを常に感じていました。でも、一番つらかったのは、終わりの見えない長時間労働です。同じ営業所のメンバーが2人(1人はメンタルを病んで休職)いなくなり、すべての業務が私の肩にのしかかりました。
毎晩、車を運転して帰る道のり。時刻はいつも夜の12時や1時を回っていました。「この働き方はおかしい」そう気づいたのは、友人と自分の生活を比べてみた時です。みんなは当たり前に定時に帰宅し、自分の時間を持っていた。それに比べて、私は睡眠時間もままならず、何のために働いているのか分からなくなっていました。
このままでは壊れてしまう。そう思い、私は転職を決意しました。
転職活動:「大手なら楽になる」という甘い期待
とにかく早くこの状況から抜け出したかった。
私の頭の中には、「大手なら大丈夫だろう」という甘い期待がありました。社会から見られる目が厳しい大企業なら、労働環境もちゃんとしているはずだと信じていたのです。
転職活動は、焦りの中で進みました。内定をもらった会社から早く選ばなきゃという気持ちで、冷静な判断ができませんでした。転職エージェントの「マイナスなことは言わない方がいい」というアドバイスを真に受けて、面接では残業について深く聞くことを避けていました。
「残業はどれくらいですか?」
「時期によりますね」
このような曖昧な答えでも、当時の私は「まぁ、前の会社よりはマシだろう」と納得してしまったのです。今思えば、そこでしっかり突っ込むべきでした。
転職はゴールじゃない:終わらない「疲労の連鎖」
そして、私は誰もが知る大企業に転職しました。
入社当初は少し楽になったと感じました。しかし、それは長くは続きませんでした。気づけば、前の会社と同じように、毎日夜10時頃まで仕事をしている自分がいました。
「またか…」
正直、本当にしんどいです。
業務量が多く、慣れないことばかり。部署全体が同じように遅くまで働いており、これが「当たり前」の働き方でした。会社の名前や規模がどうであれ、働く部署や仕事内容によっては、結局は長時間労働から抜け出せないという現実を突きつけられました。
この失敗から見つけた、給料に頼らない生き方
私は転職という「一時しのぎ」で、根本的な問題を解決できないことに気づきました。
そこで、私はもう会社の給料だけに依存する働き方をやめようと決心しました。
今は、会社の給料を増やすことだけでなく、別の収入源を作ることに力を入れています。具体的には、インデックス投資や高配当株投資に挑戦しています。そして、このブログを書くことも、その一歩です。自分の経験を誰かに伝えることで、少しでも誰かの役に立ちたい。同じ失敗を繰り返してほしくない。そう思っています。
転職は、あくまで働き方を変えるための手段の一つにすぎません。
もし今、転職を考えている方がいたら、会社の名前や規模だけでなく、本当に自分が何を大切にしたいのか、どんな働き方をしたいのか、しっかり見つめ直してほしいです。
私の失敗談が、あなたの転職活動の一助になれば幸いです。


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