マイクロファイナンスとは?五常・アンド・カンパニーの挑戦とひふみ投信が投資する理由

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はじめに:世界を変える「投資」 – マイクロファイナンスの深淵へ

もし、数千円の小さな融資が、途上国の農村に住む一人の女性にミシンを届け、彼女が自身の事業を立ち上げ、子供たちを学校へ通わせる未来を切り拓くとしたら。これは単なる慈善活動の物語ではありません。これは、人々の自立を促し、貧困の連鎖を断ち切る力を持つ、持続可能なビジネスモデル「マイクロファイナンス」の現実です 。

この記事を読んでいるあなたは、おそらく投資や新しいビジネス、そして社会がより良くなるための仕組みに関心がある方でしょう。近年、経済的なリターンと並行して、ポジティブな社会的・環境的インパクトを追求する「インパクト投資」が世界の金融市場で急速に存在感を増しています 。その核心的な実践例こそが、マイクロファイナンスなのです。

しかし、この革新的な金融サービスは、一体どのような仕組みで成り立っているのでしょうか?そして、その裏側にはどのような課題が潜んでいるのでしょうか?

この記事では、あなたをマイクロファイナンスの奥深い世界へとご案内します。旅の道筋は以下の通りです。

  1. 原点への旅路:ノーベル平和賞を受賞したムハマド・ユヌス氏とグラミン銀行が、どのようにしてこの概念を世界に広めたのかを探ります 。
  2. 光と影の探求:マイクロファイナンス業界が直面する現代的な課題と批判を、包み隠さず分析します 。
  3. 日本の挑戦者:「民間版の世界銀行」という壮大なビジョンを掲げる日本の革新的企業、五常・アンド・カンパニー(Gojo & Company, Inc.)のビジネスモデルを徹底解剖します 。
  4. 投資家の視点:なぜ、日本のトップクラスの投資信託である「ひふみクロスオーバーpro」が、この五常・アンド・カンパニーの未来に賭けるのか。その戦略的判断の裏側を読み解きます 。

この記事を読み終える頃には、マイクロファイナンスが単なる「貧しい人々へのお金の貸し付け」ではなく、金融、テクノロジー、そして人間への深い共感が融合した、次世代の資本主義の形であることが理解できるはずです。さあ、未来を拓く金融の旅を始めましょう。

マイクロファイナンスを解き明かす:慈善ではない、持続可能なエンパワーメントの仕組み

マイクロファイナンスという言葉を聞くと、多くの人が「途上国への寄付や援助」を思い浮かべるかもしれません。しかし、その本質は全く異なります。ここでは、その革新的な金融モデルの核心に迫ります。

寄付を超えたコアコンセプト

マイクロファイナンスの根幹にあるのは、慈善活動ではなく、返済を前提とした持続可能なビジネスモデルであるという点です 。その目的は、単にお金を与えることではなく、金融サービスへのアクセスから排除されてきた人々に事業機会を提供し、彼ら自身の努力によって経済的自立を達成してもらうことにあります。

この「マイクロファイナンス」という包括的な傘の下には、複数のサービスが存在します。

  • マイクロクレジット:事業を始めるための元手となる、無担保・小口の融資。これがマイクロファイナンスの原点です 。
  • マイクロセービング(預金):たとえ少額でも安全にお金を貯蓄できるサービス。これにより、突発的な支出への備えや将来の計画が可能になります 。
  • マイクロインシュアランス(保険):病気、自然災害、事業資産の損失といった予期せぬリスクから生活を守るための小規模な保険です 。
  • 送金サービス:都市部で働く家族からの送金を安全かつ低コストで受け取るための仕組みも含まれます 。

これらのサービス群は、単なる資金提供にとどまらず、人々が自身の人生を計画し、リスクを管理するための包括的な金融ツールキットを提供します。これは、貧困層が直面する問題が単なる「元手不足」ではなく、「金融システム全体からの排除」であるという深い理解に基づいています 。彼らに必要なのは、一時的な救済ではなく、経済活動に参加するための安定した足場なのです。

成功の設計図:グラミン銀行モデル

マイクロファイナンスの歴史は、1970年代のバングラデシュに遡ります。経済学者のムハマド・ユヌス氏は、貧困に苦しむ人々が、担保がないという理由だけで銀行から融資を受けられず、高利貸しに搾取される現実に直面していました。彼は私財27ドルを42人の女性に貸し出すという個人的な実験から、「貧しい人々は信用できる借り手である」という仮説を証明しました 。この小さな一歩が、後にグラミン銀行となり、ユヌス氏は2006年にノーベル平和賞を受賞します 。

グラミン銀行の成功を支えたのは、画期的な「グループ貸付(連帯責任保証)」という仕組みでした。

  1. グループ形成:融資を希望する人々が、互いに信頼できる5人1組のグループを作ります 。
  2. 段階的な融資:銀行はまずグループ内の2人に融資を行い、その2人がきちんと返済を始めると、次の2人へ、そして最後に5人目へと融資が実行されます 。
  3. 社会的担保:この仕組みの鍵は「連帯責任」です。もしグループの一人が返済できなくなると、他のメンバーが返済を肩代わりするか、グループ全体の将来の融資機会が失われるリスクが生じます 2。これにより、物理的な担保の代わりに「仲間からの信頼」という強力な社会的担保が機能し、98%以上という驚異的に高い返済率を実現したのです 。

さらに、グラミン銀行は顧客の97%を女性に限定しました 。これは、統計的にも経験的にも、女性が融資資金を家族の生活向上(食費、健康、子供の教育など)に投資する傾向が強く、コミュニティ全体への波及効果が最も大きいと判断したためです 。

特徴従来の銀行マイクロファイナンス慈善・寄付
対象顧客安定収入のある個人・法人低所得層、金融サービス未利用者支援を必要とする人々
担保不動産などの物理的資産社会的担保(グループ連帯責任など)不要
目的利益の最大化社会的インパクトと経済的利益の両立社会貢献
持続性金利収入、手数料返済サイクルと金利による事業運営寄付金、助成金

この表が示すように、マイクロファイナンスは、従来の銀行がリーチできなかった市場に、ビジネスの論理でアプローチし、同時に寄付では実現が難しい「持続可能性」と「借り手の尊厳」を両立させる、唯一無二のモデルなのです。

ありのままの真実:マイクロファイナンスの課題と批判に迫る

マイクロファイナンスが貧困削減の希望の星として脚光を浴びる一方で、その急成長の過程で多くの課題や批判も浮上してきました。この分野を正しく理解するためには、光だけでなく影の部分にも目を向けることが不可欠です。

商業化の危うさと高金利問題

当初、非営利団体(NPO/NGO)が主導していたマイクロファイナンスは、そのポテンシャルが認識されるにつれて、営利を目的とする商業的な投資を惹きつけるようになりました 6。資本市場からの資金流入は業界の規模拡大を加速させましたが、同時に「利益追求」が「社会的使命」を上回るケースも生み出しました。

その象徴的な事例が、メキシコのマイクロファイナンス機関(MFI)「コンパルタモス」です。同社は株式公開(IPO)を果たし大きな成功を収めましたが、その裏で顧客に年率60%から80%以上もの高金利を課していたことが明らかになり、大きな批判を浴びました 。コンパルタモス側は「高い利益を上げることでより多くの資本を惹きつけ、結果的により多くの人々に金融アクセスを提供できる」と主張しましたが、これは貧困層から過剰な利益を上げる「貧困ビジネス」ではないかとの倫理的な問いを投げかけました。

多重債務という深刻なリスク

市場の競争が激化するにつれ、一つの地域に複数のMFIが乱立し、顧客に過剰な貸し付けを行うようになりました。その結果、顧客が複数のMFIから借金を重ね、返済のために別のMFIから借り入れるという「多重債務」の罠に陥るケースが深刻化しました 。

特にインドのアンドラ・プラデシュ州では2010年頃、MFIによる無秩序な融資拡大が社会問題化し、返済に窮した人々が追い詰められる悲劇が続出しました 。この事件は、MFI間の顧客情報の共有システムの欠如や、借り手の返済能力を度外視した利益優先の営業姿勢がもたらす危険性を浮き彫りにしました。

真のインパクトへの疑問

マイクロファイナンスは本当に貧困を根本的に解決できるのか、という点についても学術的な議論が続いています 。一部の厳密な研究では、マイクロファイナンスの効果は、多くの人が期待するほど劇的なものではない可能性が示唆されています。

例えば、融資を受けた人々は確かに日々の支出を安定させたり、緊急時の資金繰りに対処したりする能力は向上しますが、それだけで恒久的に貧困から抜け出し、事業を大きく成長させるケースは限定的だという指摘があります 7。また、マイクロファイナンスの成功事例として報告されるケースには、「サンプル・セレクション・バイアス」がかかっている可能性も指摘されています 。つまり、もともと起業家精神が旺盛で成功する素養のある人々が自ら融資を受けに来るため、その成功がマイクロファイナンス自体の効果であるかのように過大評価されているのではないか、というわけです。

これらの批判は、マイクロファイナンスが万能薬ではないことを示しています。業界が成熟するにつれて明らかになった核心的な課題は、「規模の拡大」と「本来の使命」の間に生じる緊張関係です。より多くの人々にサービスを届けるための商業的資本や効率化の追求が、皮肉にも顧客を追い詰めるリスクを生み出してしまう。このジレンマをいかに乗り越えるか。それこそが、現代のマイクロファイナンスに課せられた最大の挑戦であり、この後紹介する五常・アンド・カンパニーが真正面から取り組んでいるテーマなのです。

五常・アンド・カンパニー:東京から「民間版の世界銀行」を目指すユニコーン

マイクロファイナンス業界が直面する課題に対し、日本から一つの明確な答えを提示しようとしている企業があります。それが、五常・アンド・カンパニーです。彼らは、単なるMFIではなく、壮大なビジョンを掲げるグローバルなホールディングカンパニーです。

企業プロフィール:東京発のグローバルビジョン

2014年に東京で設立された五常・アンド・カンパニーは、「誰もが自分の未来を決めることができる世界を創造する」というビジョンを掲げています 。その具体的なミッションは、世界中に「金融包摂(Financial Inclusion)」、つまり誰もが必要な金融サービスにアクセスできる状態を届けることです 。

その成長は目覚ましく、アジアやアフリカの14カ国で事業を展開し、340万人以上の顧客にサービスを提供。グループ全体の連結営業貸付金は1,200億円を突破しています 。さらに、社会や環境に対する高い基準を満たした企業に与えられる国際的な認証「B Corp」を取得しており、その事業が外部からも高く評価されていることがわかります 。

項目データ
設立2014年7月
本社東京都渋谷区
ビジョン誰もが自分の未来を決めることができる世界
ミッション金融包摂を世界中に届ける
事業展開国14カ国
顧客数340万人以上(2025年3月末時点)
グループ従業員1万人以上
連結営業貸付金1,200億円突破
B Corp認証取得済み

五常の戦略:買収、テクノロジー、共感のハイブリッドモデル

五常・アンド・カンパニーの戦略は、従来のMFIとは一線を画します。それは、前章で述べた「規模」と「使命」のジレンマを克服するために、緻密に設計されたハイブリッドモデルです。

  1. 買収とパートナーシップによる展開:五常は、ゼロからMFIを設立するのではなく、各国の有望な既存MFIに投資・買収し、パートナーとして共に成長するモデルを採用しています 。これにより、現地の文化や市場を深く理解したローカルな知見を活かしながら、グローバルなベストプラクティスを導入するという、両者の長所を融合させています。これは、トップダウンで画一的なモデルを押し付けるのではなく、地域ごとの多様性を尊重しながらスケールを達成するための、極めて賢明なアプローチです。
  2. テクノロジーとオペレーショナル・エクセレンス:彼らは、テクノロジーの活用を徹底しています。スリランカやタジキスタンでは顧客向けのモバイルアプリを開発・提供し、業務効率を劇的に向上させています 。この「オペレーショナル・エクセレンス(卓越した業務遂行能力)」の追求により、人的コストや審査のボトルネックを解消し、結果として顧客に低金利での融資を提供することを可能にしています 。
  3. 人間中心のサービスデザイン:五常の戦略の根幹をなすのが、この哲学です 。これは、単にデータを見るだけでなく、顧客の生活に深く共感し、彼らが本当に必要としているサービスを設計することを意味します。創業者である慎 泰俊(シン・テジュン)氏自らが、顧客の家庭に滞在し、生活を共にすることでニーズを肌で感じ取るというエピソードは、この哲学を象徴しています 。そして、その共感から生まれた仮説を、「インパクト測定」という厳格なデータ収集・分析によって検証し、サービスの質を継続的に改善しています 。これは、利益追求のあまり顧客不在に陥った商業主義的マイクロファイナンスへの、明確なアンチテーゼです。

この「買収によるローカル知見の活用」「テクノロジーによる効率化」「共感に基づくサービス開発」という三位一体の戦略こそが、五常がグローバルなスケールを達成しながら、同時に社会的使命を見失わないための核心的なメカニズムなのです。

創業者・慎 泰俊氏の原動力

このユニークな企業を率いるのが、代表執行役の慎 泰俊氏です。彼はモルガン・スタンレーやユニゾン・キャピタルといった世界トップクラスの金融機関でキャリアを積んだエリートですが、その起業の動機は、彼自身の個人的な体験に深く根差しています 。

在日コリアンとして日本で生まれ育った彼は、法的には無国籍の状態にあり、海外渡航の際には常に大きな困難に直面してきました 。この「生まれたときの状態で社会的に不利益を被る」という理不尽な経験が、「誰もが自分の未来を自分で決められる世界」を創りたいという強い想いの原点となっています。彼は、この巨大な社会課題を解決するためには、寄付に依存するNPOのスピード感では不十分だと考え、資本市場の力を最大限に活用できる株式会社という形態を選び、五常・アンド・カンパニーを設立したのです 。

彼の個人的な物語は、五常・アンド・カンパニーという企業に、単なるビジネスプランを超えた、揺るぎない魂と目的を与えています。

投資家の視点:なぜ「ひふみクロスオーバーpro」は五常・アンド・カンパニーに投資をするのか

五常・アンド・カンパニーが描く壮大なビジョンは、社会貢献に関心のある人々だけでなく、日本のトップクラスの投資家の目も惹きつけています。その代表格が、レオス・キャピタルワークスが運用する投資信託「ひふみクロスオーバーpro」です。なぜ、彼らは未上場企業である五常への投資を決断したのでしょうか。その理由を解き明かすことは、投資の未来を理解する上で極めて重要です。

「ひふみクロスオーバーpro」とは:境界を越える投資戦略

まず、「ひふみクロスオーバーpro」がどのような投資信託なのかを理解する必要があります。これは一般的な投資信託とは異なり、「クロスオーバー投資」という特徴的な戦略をとっています 。

「クロスオーバー投資」とは、企業が株式公開(IPO)する前の未上場の段階から投資を行い、上場後も継続して株式を保有し続ける戦略です 。通常、個人投資家がアクセスするのが難しい未上場企業への投資機会を提供し、IPOに伴う大きな価値の増大を狙います。このファンドは、特に成長の最終段階(レイターステージ)にあり、上場の可能性が高い有望な企業を投資対象としています 。

投資の論理:五常が完璧な投資先である理由

このユニークな戦略を持つひふみクロスオーバーproにとって、五常・アンド・カンパニーはまさに理想的な投資先と言えます。その理由は、以下の4つの点に集約されます。

  1. 巨大市場における高い成長ポテンシャル:世界のマイクロファイナンス市場は、2030年代初頭には5,000億ドル(約75兆円)を超える規模に成長すると予測されており、年平均成長率(CAGR)は10%以上という高い水準です 。五常は、この巨大で成長著しい市場のリーダー企業であり、その事業拡大は非常に高い財務的リターンをもたらす可能性を秘めています。
  2. グローバルなメガトレンド「インパクト投資」との合致:インパクト投資市場は世界で1兆ドル(約150兆円)を超える規模にまで爆発的に成長しており、日本国内でもその残高は17兆円に達するなど、もはやニッチな存在ではありません 。五常は、社会課題の解決を事業の核とする「インパクトスタートアップ」の代表格です。ひふみが公開している投資資料でも、五常の「金融包摂を世界中に届ける」というミッションが投資の重要な視点として明確に挙げられており、現代の投資家が求める「利益と社会貢献の両立」というテーマに完璧に合致しています 。
  3. 明確なIPOへの道筋:「民間版の世界銀行」というビジョンを実現するためには、今後数千億円規模の資金調達が必要であり、そのために将来的な株式公開(IPO)が不可欠であると五常は公言しています 。これは、まさに「クロスオーバー」ファンドが投資対象とする企業の典型的な姿です。ひふみは、IPOという大きなイベントを通過してさらに成長していく五常の旅路に、早期から伴走することを選んだのです 。
  4. 強力でビジョナリーな経営陣:ベンチャー投資において、事業モデル以上に重要視されるのが経営チームの質です。ひふみの投資判断においても、五常の経営チームが「卓越した業界の知見や専門性を持ち、ミッションに共感した人々が協働するグローバルなドリームチーム」であることが高く評価されています 。創業者・慎氏の強力なリーダーシップと、世界中から集まった専門家集団が、壮大なビジョンを実現できるという確信を投資家に与えています。

ひふみによる五常への投資は、単なる一つの金融取引ではありません。これは、インパクト投資という分野が成熟し、プロフェッショナル化したことを示す象徴的な出来事です。かつて社会貢献を目的とする事業は、寄付や公的資金に頼ることがほとんどでした。しかし今、五常のように、卓越したビジネスモデル、巨大な市場機会、そして明確な成長戦略を持つ社会起業家は、最も洗練された成長志向の民間資本を惹きつけることができるのです。これは、「良いこと」と「儲かること」の境界線が溶け合い始めている、新しい資本主義の潮流を明確に示しています。

結論:利益と目的が交差する未来、そして私たちが参加する方法

この記事を通じて、私たちはマイクロファイナンスの奥深い世界を旅してきました。その旅路から見えてきたのは、いくつかの重要な結論です。

  • マイクロファイナンスの進化:ムハマド・ユヌス氏の小さな実験から始まったマイクロファイナンスは、単なる小口融資のアイデアから、金融包摂という包括的な目標を掲げる巨大なグローバル産業へと進化しました。それは、社会貢献と金融イノベーションが力強く交差する地点に立っています。
  • 課題を乗り越える新たなモデル:商業化に伴う高金利や多重債務といった深刻な課題に直面しながらも、五常・アンド・カンパニーのような次世代の挑戦者たちが現れています。彼らは、テクノロジー、ローカルな知見、そして人間への深い共感を融合させた洗練されたビジネスモデルによって、社会的使命を失うことなくグローバルなスケールを達成するという、困難な課題に挑んでいます。
  • インパクト投資の本格化:ひふみクロスオーバーproのようなトップクラスの投資ファンドが五常・アンド・カンパニーに投資するという事実は、インパクト投資がもはや金融の周縁ではなく、中心的なテーマになったことを示しています。世界の最も困難な課題(貧困など)が、最も大きなビジネスチャンスにもなり得るという、資本主義の新たなパラダイムシフトが起きているのです。

この物語は、一握りの起業家や投資家だけのものではありません。私たち一人ひとりが、自分のお金や関心をどこに向けるかによって、未来の形を少しずつ変えていくことができます。

あなたの学びを深めるために(Call to Action)

このテーマにさらに興味を持たれたなら、ぜひ学びを深めてみてください。

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  • 五常・アンド・カンパニーの挑戦の続きは、彼らの公式ウェブサイトでぜひフォローしてみてください。将来のIPOのニュースにも注目です。https://gojo.co/landing-page-jp

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